FXを始めるならば、最初は少ない通貨単位で始めるべきです。何故ならば、初心者の場合、最初からコンスタントに利益を出すことは難しいためです。そのため、最初から大きな通貨単位で取引を行うと、取引に慣れて利益を出せるようになる前に、資金が底をついてしまう可能性が高いからです。従って、FX取引を始めた当初は、なるだけ少ない通貨単位で取引を行うとよいでしょう。

少ない通貨単位であれば、たくさん取引を行うことも可能ですから、その分経験を積むことができます。チャートを見て為替相場の変動を理解することができるようにもなりますし、売買のための注文方法にも慣れることができます。また、FX取引は1回やってそれで終わりというわけではなく、コンスタントに続けていくことで少しずつ利益を得ていくという投資であることも理解できます。そのためには、日常生活の中に取引を行う時間帯をどのように設定すればよいのかについても、自分なりのスタイルを確立することができます。

自分なりの投資スタイルを確立してから、通貨単位を上げて利益を追求するという段階を踏んだ方が、最終的には早く利益を上げることができるようになります。FX取引会社も様々にありますので、最小通貨単位として1単位から取り扱っている会社もあります。この場合、例えば日本円で米ドルを購入するばあい、1ドルから購入できるので約110円程度の投資で取引ができることになります。もちろん、そこからはほとんど利益を得ることはできませんが、その1ドルの相場がどのように変化するのか、その変化に影響を与えているのはどのような条件なのかをよく観察することで、のちの本格的な投資に役立てる経験を積むことができるのです。